6 Aug 2026

この記事でわかること
避難生活中に生理になったときの、生理用品の受け取り、交換場所、処分、衛生、相談方法をまとめます。
2026年7月28日に熊本県で発生した地震を受け、女性や家族が直面しやすい問題を、公的機関の資料をもとに整理しました。まず身の安全と公的な最新情報を優先し、状況に合わせて活用してください。
生理用品は必要な物資
生理用品を求めることはぜいたくではありません。受付や物資担当へ種類と必要数を伝えます。男性担当者へ言いづらい場合は、女性担当者、保健師、女性用スペースでの配布がないか確認してください。
交換場所を先に確認
女性用トイレ、更衣室、授乳室など、鍵や目隠しがある場所を運営者へ確認します。暗い場所や人目のない場所へ一人で行かず、夜間はライトと防犯ブザーを携帯します。子どもにも場所と戻る時刻を伝えます。
交換と手指衛生
交換前後に手を清潔にします。水がない場合は手指衛生用品を使い、製品は清潔な袋で保管します。交換頻度は製品表示と体調に合わせ、長時間無理に使い続けません。発熱、強い痛み、異常な出血、体調悪化があれば医療者へ相談します。
捨て方
自治体や避難所の分別ルールを確認し、中身が見えない袋へ入れて指定場所へ出します。トイレには流しません。専用回収がない場合は運営者へ設置を依頼し、一般の居住スペースへ放置しないようにします。
周囲ができる支援
本人の希望を聞かずに種類を決めつけず、複数サイズや種類を用意します。人前で手渡さず、女性用スペースで自由に取れる方法が安心です。妊娠中、産後、更年期など必要な支援は一人ずつ異なります。
今日できるチェックリスト
- 自治体の避難情報と避難場所を確認した
- 水・携帯トイレ・薬・電源を確保した
- 家族や知人へ居場所を共有した
- 女性用品と衛生用品を一つのポーチへまとめた
- 相談先と緊急連絡先を紙にも控えた
平常時に決めておくこと
自宅、職場、車のどこにいるかで必要な行動は変わります。避難場所を二つ、家族との連絡方法を二つ決め、支援が必要な体調、服薬、アレルギー、生理・妊娠・育児などの情報を紙にも控えてください。用品は「全員に必要な物」「自分の体調に必要な物」「あると快適な物」の順にそろえると、重くなりすぎません。
災害時の困りごとは性別だけで一律には決まりません。年齢、障害、妊娠、育児、介護、持病、言語、生活環境によって必要な支援は異なります。本人の希望を確認し、プライバシーと安全を両立させることが大切です。
避難場所別に準備を変える
指定避難所へ行く場合
持ち物を増やしすぎると移動が難しくなります。水、薬、連絡手段、ライト、携帯トイレ、防寒・暑さ対策を優先し、女性用品は中身の見えないポーチへまとめます。受付後は、トイレ、給水、充電、物資配布、救護、相談窓口、女性用スペースの位置を確認します。通路や出口を荷物でふさがず、貴重品は身につけます。
在宅避難をする場合
建物にとどまれるかを自己判断だけで決めず、自治体の情報と住宅の損傷を確認します。食器棚、鏡、化粧品のガラス瓶、美容家電などが落下した部屋は、靴と手袋なしで入りません。断水中はトイレへ水を流してよいか自治体の案内を確認します。避難所へ行かない場合も、給水や物資配布、健康相談を利用できることがあるため、地域の窓口を確認してください。
車中で待機する場合
車はプライバシーを保ちやすい一方、暑さ、寒さ、血栓、孤立、防犯、一酸化炭素中毒の問題があります。指定された場所を使い、現在地を家族や避難所へ伝えます。長時間同じ姿勢を避け、水分を取り、無理のない範囲で体を動かします。体調が悪い、妊娠中、乳幼児や高齢者がいる場合は、車中泊を続ける前に保健師や医療者へ相談します。
女性用品を受け取りやすくする工夫
必要な物は、人前で詳しく説明しなくても伝えられるよう、スマートフォンのメモや紙へ書いて見せる方法があります。「生理用品・普通の日用」「下着Mサイズ」「黒い処分袋」など、種類やサイズまで書くと行き違いを減らせます。支援する側は女性担当者を配置し、女性用トイレや女性用スペースに用品を置き、本人が選べる形にすると受け取りやすくなります。
用品が足りないときも、長時間の無理な使用や衛生的でない代用品で体調を崩さないことが大切です。避難所の運営者、自治体職員、保健師、医療チームに不足を伝えてください。声を上げにくい人がいることを前提に、周囲から「必要な物はありますか」と個別に確認する配慮も役立ちます。
体調の変化を記録する
睡眠不足、食事の変化、暑さや寒さ、強い不安により、頭痛、めまい、肌荒れ、月経周期の変化などが起こることがあります。発症時刻、症状、水分・食事、服薬、月経の状況を短く記録しておくと相談時に伝えやすくなります。薬は他人と分け合わず、用法・用量を守ります。
突然の息苦しさや胸痛、意識の変化、強い出血、片側の脚の腫れや痛み、重いアレルギー症状などは、セルフケアだけで済ませず緊急の医療相談が必要です。通信が混雑している場合も、周囲の運営者や救護班へすぐ知らせてください。
家族・同行者と共有したいルール
- 離れた場合の集合場所と連絡先を決める
- 誰が薬、子どもの用品、女性用品、充電器を持つか決める
- トイレや給水へ行くときは行き先と戻る時刻を伝える
- 写真撮影やSNS投稿で避難者の顔、氏名、車のナンバー、居場所を公開しない
- 困っている人の事情を周囲へ勝手に話さない
- 支援が必要な症状があれば我慢せず運営者へ伝える
情報を確認するときの注意
SNSは現地情報を得る助けになりますが、過去の画像、別地域の情報、確認されていない通行止めや物資情報が混ざることがあります。投稿日時だけでなく、情報の発生日時、場所、発信者を確認し、熊本県、市町村、気象庁、警察、消防、道路管理者などの一次情報と照合します。善意でも未確認情報を拡散すると、避難や支援を妨げる場合があります。
よくある質問
生理用品がないとき誰に言いますか?
物資担当、女性担当者、保健師、自治体職員へ伝えます。紙やスマートフォンの画面で見せても構いません。
使用済み用品はトイレへ流せますか?
流せません。中身の見えない袋へ入れ、避難所や自治体の回収ルールに従います。
公的情報・相談先
被害状況、避難所、断水、道路情報は変化します。熊本県・市町村、気象庁、道路管理者などの最新情報を必ず確認してください。命に関わる症状や差し迫った危険は、記事ではなく119番・110番などへ連絡してください。
記事作成日:2026年8月6日
記事更新日:2026年8月6日

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