5 Sep 2023
プラダ(PRADA)は1913年創業の歴史あるブランド。
長年マイナーブランドでしたが、1978年にミウッチャ・プラダがオーナー兼デザイナーとなってから大きく躍進します。
彼女が生み出したナイロン製バックパックは、プラダを象徴するアイコンとなっています。
今回は、そんなプラダの真贋の見極め方、型番の命名規則をご紹介します。
ネットショップやフリマアプリ等でプラダ製品を取引する際に役立てば幸いです。
引用元:【プラダ】ハンドバッグ レディース | 公式オンラインストア
真贋を見分けるポイント
プラダのバッグには、真贋を見極めるポイントがあらゆるところに隠れています。
1つ1つチェックしていけば、きっと本物かどうかわかるはずです。
ギャランティカード
プラダのアイテムを手にしたら、まずはギャランティカードをチェックしましょう。
ギャランティカードには型番、素材、色の記載があり、本物ならその記載は商品と必ず一致しています。
プラダの素材と色のリストが掲載されているサイトもありますので、そういったサイトを見ながらチェックすると確実です。
ギャランティカードの印刷の質にも注目です。
偽物の場合、印刷が荒いことがあります。
PRADAロゴを囲む鎖の部分は印刷の質がわかりやすいので要チェック！
鎖部分の印刷がつぶれている場合は偽物の可能性が高いです。
偽物の場合、ギャランティカードに使われているフォントが異なる場合があるので注意が必要です。
本物にはモデル番号や素材、色の表記には太字のサンセリフ体(装飾のない書体)が使われています。
偽物は文字が細かったり、装飾があるフォントだったりする場合があるので要注意です。
また、プラダの直営店で購入した品物のギャランティカードには、スタンプで購入日と購入店が押されています。
ペンなどで手書きされている場合は、海外で販売されたものや直営店以外のルートで販売されたものとなるので要注意です。
アウトレットでは空白のまま販売されることもあるようですが、たとえ本物だったとしても空白の場合は日本正規店での修理もできず、買取拒否や買取額の大幅減額の対象になってしまうことがあります。
ギャランティカード入れの袋は、通常は紺色です。
ごくまれに水色の場合もありますが、かなりのレアケース。ギャランティカード入れが水色だった場合は要注意です。
ロゴ
プラダの偽物は、ロゴの字体が本物と違う場合があります。 Rをよく見るとわかりやすいです。
本物のロゴはRの2画目と3角目の間に切れ目が入っています。
偽物はこのR以外の字体は本物そっくりな場合が多いので注意しましょう。
また、偽物は2つあるAの字の形が少し異なっている場合もあるようです。 Rだけでなく、Aにも着目してみてください。
バッグ内側のロゴ
プラダのナイロンバッグなどの内側には、縫製でPRADAの字が入っています。
この字をはじめ、偽物は縫製が全体的に雑な傾向があります。
また、このPRADAのAの字に注目してみてください。
本物はAの横棒の真ん中に結び目があり2本の線になっていますが、偽物は結び目がなく1本の線になっている場合が多いです。
メインファスナーの刻印
プラダのメインファスナーには、必ず製造会社の刻印が入っています。
本物のプラダに使われているファスナーはriri、Lampo、IPIのどれか。 ファスナーに刻印がなかったり、それ以外の刻印が入っていた場合は偽物である可能性が高いです。
注意したいのが、本物でも内ポケットのファスナーなど、メインでないファスナーには刻印が入っていない場合があります。
刻印をチェックするのは、メインのファスナーだけで大丈夫です。
白タグ
プラダの製品には、白いタグが付けられています。
このタグにはゴシック体で数字が書かれており、この数字は生産工場を表しています。
偽物の場合このタグがついていなかったり、書体が異なっていたりします。
数字の大きさも異なる場合がありますので、要注意なポイントです。
メッキ塗り・刻印・縫製のクオリティ
偽物は、メッキや刻印にも粗が出やすいです。
まずはメッキ。 偽物の場合、ムラがある場合が多く、剥がれがある場合も。 メッキの質が低い場合、偽物である可能性が疑われます。
ボタンや鋲の刻印も、偽物はクオリティが低い場合が多いです。 本物はPRADAの字が小さめで、文字がきれいにでています。 偽物は文字の周りまでへこんでおり、文字が大きい場合が多いです。
底鋲はわかりやすいポイント。1つの底鋲に2つの「PRADA」の刻印が施されています。
本物は文字が小さめですが、鮮明できれいな彫られ方。触ってもざらざらせずなめらかです。
偽物は刻印が雑で手触りがざらざらしていることが多いので、ぜひ触って確かめてみてください。
また、偽物は縫製が雑な場合が多いです。
縫い目の処理が雑、ずれている場合は要注意です。
本物でも多少の縫製のずれは生じますので、あまりにも雑な場合は偽物の可能性を疑った方がいいかもしれません。
型番の命名規則
プラダの商品の1つ1つには、型番がつけられています。
型番がわかれば、ネットショッピングやフリマアプリでの売買や検索にとても便利です。
プラダの型番の調べ方
お手元にプラダ製品がある場合は、付属のギャランティカードに必ず型番の記載があります。
簡単かつ確実に型番がわかるので、最もおすすめな確認方法です。
新しい製品の場合は、プラダの公式サイトに型番が掲載されています。 気になる商品は、型番をメモしておくと安心ですね。
公式サイトにも掲載がない場合は、カスタマーサポートに問い合わせたり、ネット検索したりして探すことができます。
プラダの型番の命名規則
プラダの型番は「6桁＿3～4桁＿5桁＿1桁＿3桁」で、22～23桁で表されます。 他のブランドの型番と比べると、とても長い印象ですね。
プラダの型番は規則性が高いのが特徴です。 最初の6桁はサイズや形状などを表すモデルナンバーで、女性向けバッグの場合1Bから始まります。 男性向けの場合は2Vから始まりますので、上2文字を見れば女性向けか男性向けかわかりますね。
最初のアルファベットがMだと小物・財布、MVだとポーチ類となります。
次の2～4桁は、素材などを表しています。3つ目の5桁は色を表しています。
4つ目の1桁、5つ目の3桁が何を表しているかは不明です。 4つ目の1桁はどの商品もV固定となっているようで、あまり意味はないのかもしれませんね。
PRADAの真贋がわかる！おすすめ動画
youtubeには、査定のプロたちによるPRADAの真贋見分け方動画が多数投稿されています。
これを見ればPRADAについてもっと深く知れること間違いなし！
いくつかおすすめをピックアップしてご紹介します。
【プラダ】簡単！PRADAトートバッグの本物・コピー品を見分ける11ポイントをプロが伝授
PRADAトートバッグの真贋を見分ける11のポイントを解説している動画です。
PRADAの特徴についての解説もあり、PRADAをより深く知ることができます。
全てのプラダ製品に共通するポイントもありますので必見です！
PRADAニセモノ鑑定方法☆プラダ コピー品の見分け方
PRADAのコピー品を見分ける方法を紹介している動画です。
ファスナーなど、真贋見極めに重要なポイントを詳しく解説しています。
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【PRADA分解】革職人が本物と偽物を同時に分解して作りの違いを解説。前編。【レザークラフト】【ハンドメイド】
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普段気付くことができないPRADAのこだわりを見ることができる嬉しい内容。
前後編の大ボリュームの内容で、PRADAファンにはたまりませんね。
その他ブランドの真贋・命名規則
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シャネル(CHANEL)のバッグの真贋の見分け方、型番・品番の命名規則をご紹介！
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記事作成日:2021年1月11日
記事更新日:2023年2月16日
2023年9月5日
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