頬の粉浮きと小鼻のテカリは、同じ直し方でなくて大丈夫。乾いたところへ粉を重ねる前に、崩れた場所の状態を見て、必要な部分だけ整えましょう。朝は肌寒くても、昼の移動では汗ばむ。そんな季節のベースメイクは、顔全体を厚く仕上げるより、場所ごとの調整が役立ちます。
この記事では、朝のスキンケアから下地・ファンデーションの重ね方、外出先での直し方までをつなげて説明します。気温差だけを化粧崩れの原因とはせず、乾燥、汗・皮脂、摩擦、製品の組み合わせを見ていきます。
- 粉っぽい部分とテカる部分を分けて見る
- 朝は保湿をなじませ、ベースを少量ずつ重ねる
- 直すときは崩れを整えてから、足りないところだけ補う
粉浮き・テカリ・ヨレ、まず崩れ方を見分ける
鏡を見ると、頬は粉っぽいのに鼻はつやつや、ということがあります。全部まとめて「ファンデが合わない」と決める前に、どの場所がどう崩れているかを確認してみませんか。
乾燥する頬と汗をかく小鼻を、同じ量のパウダーで直す必要はありません。資生堂の解説でも、乾燥で粉っぽく浮く崩れと、汗・皮脂による崩れを分けています。見た目だけでは原因を断定できませんが、お直しを始める手がかりになります。
| 鏡で見える状態 | 最初の一手 | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 頬や口元が粉っぽい | 乾きや刺激を確認し、局所的に整える | 顔全体にパウダーを追加 |
| 鼻・額がテカる | 汗や余分な皮脂を軽く押さえる | 濡れた上へファンデを重ねる |
| 小鼻や目元に線状にたまる | 清潔なスポンジでたまりをならす | 厚く塗って溝を埋める |
| 赤み・かゆみ・痛みを伴う | 刺激のある品の使用をやめる | カバー力で隠し続ける |
朝は、下地の前に肌表面を落ち着かせる
乾くのが心配でスキンケアを急いで何層も重ね、そのまま下地を塗ると、表面に残ったものが動いてムラになることがあります。まず製品の量と順番を確認し、なじんだ状態からベースメイクへ進みましょう。
「必ず何分待つ」と時間だけで決めず、塗ったものがまだ動く状態で重ねていないかを見るのがポイントです。朝の保湿後に着替えや髪の支度を挟む方法もあります。強くティッシュで拭き取って、せっかく塗ったものを全部落とす必要はありません。
日焼け止めの使用量を減らしたり、乳液やオイルと自己流で混ぜたりしないでください。日焼け止めは表示された量・使い方を守ります。メイクを薄くすることと、紫外線対策を薄めることは別です。
下地とファンデーションは、場所と仕上がりで調整
皮脂を抑える下地が小鼻に快適でも、乾きやすい頬に同じように向くとは限りません。部分用なら指定された部位へ使い、全顔用も一度に厚く広げすぎないようにします。何種類も増やす前に、今使っている下地の目的を見てみてください。
カバーしたいところは少量ずつ。顔の外側まで同じ厚みで覆わず、必要な場所へ足すと仕上がりを調整しやすくなります。量や道具はファンデーションの説明を優先し、こする回数を増やさないようにします。
リキッドなら必ず乾かない、パウダーなら必ず乾く、という単純な分け方はできません。製品の設計、塗る量、肌との相性を見ます。手持ちで快適に使えているものまで、季節の変わり目に全部交換する必要はありません。
参考動画|肌タイプ別のお直しを比べる
資生堂ビューティージャーニーの動画では、脂性肌・混合肌・乾燥肌に分けた化粧直しを紹介しています。見るポイントは、いきなり塗り足さず、今の肌とベースの状態を整えてから補う流れです。
動画出典:資生堂「肌タイプ別の化粧直しテクニック」(公式掲載ページ:2024年7月26日)。YouTubeで見る
夏向けに制作された動画です。ここでは季節を問わず参考になるお直しの考え方を取り上げています。紹介されている商品を全部そろえなくても、手順と道具の動かし方を参考にできます。掲載当時の商品・価格情報を、現在の販売条件とはみなしません。
外出先では、崩れた部分だけを順番に直す
小鼻・額がテカるとき
まず汗や余分な皮脂をティッシュなどで軽く押さえます。次に清潔なスポンジでファンデーションのたまりをやさしくならし、必要なところへだけ少量を補います。
汗が残ったまま粉を重ねず、「押さえる→ならす→少量を補う」の順にすると、厚塗りを避けやすくなります。あぶらとり紙も、顔全体を何度も強く押さえる使い方は控えます。
頬や口元が粉っぽいとき
粉を重ねる前に、痛みや赤みがないか確認します。軽い乱れなら清潔な道具でそっと整えます。乾いた部分が大きく崩れて戻らない場合は、その部分をやさしく落として保湿し、必要な紫外線対策と少量のベースをやり直す方法があります。
何度も上塗りするより、狭い範囲を整え直すほうが、周囲との厚みの差を抑えやすくなります。落とし方や保湿用品の使用部位は製品表示に従い、力を入れて拭き取らないようにしてください。
ミストを使いたいとき
保湿ミストと化粧もちを目的にしたミストは、役割も使い方も同じではありません。メイクの上から使えるか、顔との距離や使用量、目を閉じるなどの注意を確認します。
ミストで濡れた直後に粉を重ねず、説明に沿ってなじませてから仕上げます。ミストだけで朝の保湿不足を補いきろうとせず、乾く時間帯を次の日のお手入れに活かしましょう。
暮らしと仕上がりの好みに合わせる、大人のベースメイク
40代、通勤と室内を行き来する日は
移動中は汗ばみ、仕事場では頬が乾くという方は、朝から顔全体を強くマットに仕上げるより、崩れやすい場所を絞って調整してみてください。会議前に直すなら、顔全体ではなく小鼻と口元など、気になる範囲だけで十分なこともあります。
持ち歩くのは、ティッシュ、清潔な小型スポンジ、普段のお直し用品など、実際に使うものへ絞ります。新しい下地とファンデーションを同じ日に試すより、いつもの組み合わせから一つずつ見直すと判断しやすくなります。
50代、カバーしたい部分が増えたと感じたら
シミや色ムラが気になっても、ファンデーションを全顔に重ねる必要はありません。仕上がりを見ながら部分的に補い、目元や口元の動く場所にたまっていないか確認します。光沢を足すことと、肌を保湿することも区別します。
「全部を隠す」より、「近くで見ても厚みが気にならない」を目安にする選び方もあります。ツヤの強さは好みで調整してよく、年齢に合わせて必ずマットやツヤへ統一する必要はありません。
60代以上、薄づきを使いやすく続けるには
容器を開けやすいか、持ちやすい道具か、鏡の明るさが十分かも仕上げやすさに関わります。新しいテクニックを全部取り入れるより、使い慣れた道具で少量ずつのせてみましょう。外出先で細かな直しが難しい日は、朝に無理なく整えられる範囲を選べば構いません。
年代よりも、肌の快適さ、手の動かしやすさ、希望する仕上がりを優先してください。40代でも乾燥が強い方、60代以上でも皮脂が気になる方がいます。ご自身に近い場面を参考にするための整理です。
オイルを混ぜる前に、組み合わせを見直す
ファンデーションにオイルを混ぜれば保湿できそうに感じますが、すべての製品に使える「1滴」「何対何」という比率はありません。メーカーがその製品の混用を案内している場合だけ、指定の使い方に従います。
容器全体へオイルを入れたり、日焼け止めを自己流で薄めたりする方法は避けてください。ツヤが欲しいなら、まず仕上がりの好みに合う製品や塗り方を確認します。「天然だから刺激がない」「高価だから誰にでも合う」とも判断できません。
よくある質問
乾く日はパウダーを使わないほうがいい?
顔全体で使う・使わないを決めるより、部位と仕上がりで考えます。乾く頬へ繰り返し重ねず、必要な部分だけ説明に沿って使いましょう。
同じ場所だけ毎日ヨレるのはなぜ?
塗る量、表情で動く場所、触る癖、製品の組み合わせなどを振り返ります。毎朝すべてを替えるより、一つの工程を見直して違いを確認するほうが整理しやすくなります。
ヒリつきがある日もメイクで隠せる?
刺激や炎症を感じるときは、カバーを優先しないでください。原因と思われる品の使用を中止し、症状が続く・強いときは皮膚科へ相談します。
お直しは「全部をやり直さない」ことから
朝は保湿をなじませて薄く仕上げ、昼は崩れた場所を見てから整える。その順番を意識するだけでも、無駄な重ね塗りを減らせます。秋の気温だけで化粧品を選ばず、頬・小鼻・口元の状態を、明日の準備につなげてみてください。
参考情報・動画の補足
情報確認・原稿更新:2026年9月18日。動画は手順の参考として掲載し、紹介商品の購入や同じ仕上がりを保証するものではありません。
持ち歩く保湿スティックなども、目元や唇に使えるかは製品ごとに確認し、容器と道具を清潔に保ちましょう。
以前の記事で紹介した製品の記録
プリマヴィスタ かさつき・粉ふき防止 化粧下地(詳細を開く)
旧記事の掲載記録。現在の販売・使用条件は公式情報で確認してください。

ポールアンドジョー モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S(詳細を開く)
旧記事の掲載記録。現在の販売・使用条件は公式情報で確認してください。

クラランス フィックス メイクアップ(詳細を開く)
旧記事の掲載記録。現在の販売・使用条件は公式情報で確認してください。

dプログラム アレルバリアミスト(詳細を開く)
IPSA ザ・タイムR デイエッセンススティック(詳細を開く)
旧記事の掲載記録。現在の販売・使用条件は公式情報で確認してください。

MiMC ビオモイスチュアスティックシリーズ(詳細を開く)
旧記事の掲載記録。現在の販売・使用条件は公式情報で確認してください。

サボリーノ 目ざまシートシリーズ(詳細を開く)
旧記事の掲載記録。現在の販売・使用条件は公式情報で確認してください。

当時の記事が参照した出典
フェイスマスク ルルルン(詳細を開く)
旧記事の掲載記録。現在の販売・使用条件は公式情報で確認してください。

オルビス ディフェンセラ(詳細を開く)
キユーピー ヒアロモイスチャー240(詳細を開く)
雪肌精みやび オイル トリートメント ファンデーション(詳細を開く)
ルナソル グロウイングウォータリーオイルリクイド(詳細を開く)
エスト イルミネーティング パウダーファンデーション(詳細を開く)
旧オイル記事では「メルヴィータ ビオオイル アルガンオイル」「井上誠耕園 美容オリーブオイル」も紹介していました。掲載名の記録として残し、現在の価格やファンデーションとの混合適性は保証しません。
構成・安全上の説明の見直し:2026年9月14日。以前の一律の混合比率や、天然・価格だけで安全性を判断する説明は見直しました。










